2021年3月24日

和泉市教育長からのメッセージ

児童生徒のみなさんへ

4・5月の一斉休校、6月の分散登校からスタートした1年を締めくくる修了式がもうすぐ行われます。これまで、みなさんは毎朝健康チェックをし、暑い日でもマスクを付け、寒い日でもこまめに手を洗い、給食は静かに前を向いて食べてきました。「新型コロナウイルスに感染しない・させない」ために、自分のこともまわりの人のことも大切にしながら1年を過ごしてきました。

学校行事では、修学旅行などの宿泊を伴う行事が中止になり、通常通りにできないことがたくさんありました。そのような中で、何とか工夫をしてみなさんに思い出を残してあげたいと、先生方や保護者のみなさんの協力で、さまざまな活動が行われました。学校に関わるすべての人たちが、「コロナだからできない」ではなく、「どうすればできるのか」「今だからできることは何なのか」を一生懸命考えてきました。しかし、一番大切だったのはみなさんの「がんばる気持ち」や「考えようとする気持ち」です。それがなければ、どんなことも実現することはありませんでした。みなさんの力の大きさを改めて感じることができました。

 新型コロナウイルスによって、マスク着用や三密を避けるなど「新しい生活様式」として、学校では様々な変化がありましたが、それだけではありません。1人1台の学習用パソコンがみなさんに届き、来年度から本格的に使い始めます。パソコンを文房具の1つとして使うことによって、一斉にみんなの意見を共有できたり、調べ学習や課題の提出もデータでできるようになります。みなさんの「新しいものをすぐに使いこなす力」があれば今後も、学習用パソコンを使いこなして、豊かな学びにつなげてくれることでしょう。

 この1年間、みなさんの前向きな気持ちやがんばる力をたくさん感じることができました。そして、身体の距離は離れていても心はぐっと近づけるということを感じました。これからもこの経験を活かして、みなさんの力で持続可能な取組みができるすばらしい学校を作ってくれることを願っています。

 

保護者の皆様へ

この1年間、保護者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、子どもたちの日々の体調管理や、学校における感染症対策に多大なるご協力をいただきました。また、大阪府では2度にわたり緊急事態宣言が発出され、その度に行事の変更など、学校からお願いをすることも多々ありました。子どもたちの柔軟な発想と努力があり、合わせて保護者の皆様のご理解を賜り、ここに令和2年度の修了式を迎えることができました。心より感謝申し上げます。

現在、和泉市でもワクチン接種の準備が始まっています。新型コロナウイルスの収束に向けて、確実に社会は動いています。

 学校では、引き続き感染症対策についてより一層徹底しながら、子どもたちの教育活動を進めてまいります。また、誤った情報により、不当な差別や偏見、心無い言葉など誹謗中傷があってはなりません。子どもたちが感染症について正しく理解し、冷静な判断と行動ができるよう、今後も各学校で指導を行ってまいります。ご家庭や地域におかれましても、ご指導とご協力を重ねてお願いいたします。

令和3年3月  

和泉市教育長 小川 秀幸

4.6年生 骨の健康について

養護教諭と栄養教諭で10月に行った骨密度の測定結果を返却し、骨の健康のために大切なことのお話をしました。